「今日の人生」

今日の人生

今日の人生

益田ミリの本はほとんど読んでいる。もしかしたら全部読んでいるかも知れない。ちょっといい、現実の隣の世界を肩の力を抜いてコミックや文章にしている。等身大のようで等身大ではない。いつか川上弘美作品に挿し絵とかやって欲しいなと勝手に思う。
今作品。装丁が程よい力加減ながら凝っている。しかしながら想像とちょっと違う人物像が垣間見えて驚いた。
深夜に男女兼用トイレでメイクを落としたり、親子ケンカで物なげたりとか、えっ?そういう人なのか。
改めて益田ミリはプロなんだなあと当たり前のことに気付いた。すーちゃんを始めとするキャラクターたちは実在しないのである。近くにいそうな、自叙伝的なエピソードは作者の中から生まれたものなのだ。シンプルなイラストだからこそ「女子」たちの心に染み入るのだろうか、とも考えた。